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水中ポンプを設置計画するにあたって注意すべき点を下記に記述しました。

共通事項

■標準電圧と周波数
ポンプの種類  容量 標準電圧   周波数
 単相ポンプ    100V   50/60Hz 
 三相ポンプ     55kW以下   200V  50/60Hz
 220V  60Hz
75kW以上   400V   50/60Hz 
440V   60Hz 
  (注)ポンプは周波数について専用となり50Hz・60Hz兼用はできません。
    ご照会、ご用命の際は周波数をご指定ください。 

■電圧変動  モータの定格電圧に対しその±10%内の変動に収めてください。
  モータトルクは電圧の自乗に比例して変化するので、モータの端子電圧が定格電圧の90%に低下した場合は
    1.モータトルクは定格値の81%
    2.モータ電流は定格値の1.1倍
  になります。

■電圧降下  原則的に、電圧降下は2〜3%以内に収めるべきですが困難な場合もあるます。極力5%以内には収めるよう
  考慮してください。
  ケーブルの電圧降下と許容長さについての具体的計算方法についてはこちら

■キャブタイヤケーブル引出し方式  特殊機種を除いて三相用は
  1.7.5kW以下   4芯ケーブル1本
  2.11kW以上    3芯ケーブル1本
               4芯ケーブル1本    計ケーブル2本出し
  注)4芯のうち1芯は接地用
 すなわち、出力11kW以上のポンプは2本ケーブル引出しとしているので、必要に 応じて スターデルタ始動も可能です。
 ただし、ポンプ形式および始動時の管路条件 によってはスターデルタ始動が困難な場合があります。

■ポンプの吐出し方式
吐出し方式には下記の3種類があります。   
外装型 揚液がモーターを通ることなくケーシング部から直接排出されるもので、設備用機種に多く採用されています。  
内装型 モータ全部が外ケーシングなどで囲まれており、揚液がそこを通ってポンプ上部から吐出されるもので、汎用機種に多く採用されています。 
半内装型 モータの一部が外ケーシングなどで囲まれており、揚液がそこを通るもので、汎用機種に多く採用されています。   
( 注)内装型および半内装型はモータ部の冷却が良好であるため、「連続運転最低水位」以上の水位で運転するという制約を
受けない特長があります。

     
水中ポンプの計画・仕様決定


全揚程および動力計算例



ケーブルの電圧降下と許容長さ



保護装置



発電機の容量算定



水中ポンプの据付および保守管理のポイント